経緯⑧遂に入院へ
明け方から腹部に激痛。
のたうち回る。
横向きに寝ても、うつぶせに寝ても痛い。
座っても痛い。
色々試しているうちに、四つん這いの姿勢で尻を突き上げると少し楽になることが判明。
さすがにその恰好は人としてどうなん...?という気もするが、背に腹は代えられない。
朝、さらに下痢。
やはり出血の量がひどい。
便器内が真っ赤に染まる。
勢いのせいか、外に血が飛び散ってしまうほど。
内科を再々受診。
混み合っていたが、優先的に診察してもらえた。ありがたい。
昔から、風邪の時とかもそうだったんだが、何故か医者に対面すると症状が軽くなる。
この日も診察のタイミングで腹痛がスッと収まった。
なんとも天の邪鬼な身体だ。
・・・単に緊張してるんかな?
事前に母から「精一杯痛がっておきなさい」と助言されていたので、微妙に演技する。
仮病じゃないよ?さっきまでは本当に激痛だったんだもの。
で、まあ、その甲斐あってか、総合病院を紹介してもらった。
家から車で15分弱ほど。
自分が新潟を離れた頃には無かった病院だよなーと思ったら、移転で新たに建てられたものらしい。
田舎町にどーんとそびえ立つ9階建ては、なかなか存在感がある。
待ち時間。
さすがに混んでいる。
GWのインターバル、患者にとっては貴重な平日なわけで、当然か。
栄養をとれていないせいか、或いは血が足りないせいか、手足のしびれが酷く、足元もふらつく。
初めて車椅子に乗った。
足を骨折したときでさえ、乗ったことはなかったんだが。
体温→低い
血圧→低い
血液検査、便検査、レントゲン検査、CT検査、心電図検査を受ける。
しかし、この日時点で正確な原因は判らず。
腸内に炎症が確認できるものの、数値的にそれほど極端な異常値はないらしい。
喜べばいいのか悲しめばいいのか。
入院が決まり、絶食絶飲で点滴を受けながらの治療を開始する。
実は絶飲までは指示されてなかったが、自重した。
何か飲めばすぐ下痢になるのは明らかだし、水分は点滴で補給できるしね。
担当の先生は、過去に父のポリープ切除をした先生らしい。
信頼できそうだ。
曰く、やはり感染系の腸炎を疑っているらしい。
なにやら抗生剤が飲み薬→点滴に変わっただけのような気がするが、
きっと意味があるのだろう。
いずれにせよ、今年の連休は入院で終わってしまうことが確定。南無。
病室の窓側ベッドをキープできたことが唯一の救いか。
9Fから眺める新潟の景色は結構きれいだ。
※この記事は、2016/5/8に書きました。