入社日に潰瘍性大腸炎と診断されたんだが

仙台のIT企業で8年間勤務した後、新潟へUターン。転職先の入社当日に潰瘍性大腸炎と診断された現役へっぽこSEの日記です。

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経緯⑬会社への報告

今回、潰瘍性大腸炎と診断された事を会社に報告するにあたり、懸念事項が2つあった。

 

1つ目は、過去の記事でも触れたように、欠員補充に対する内定だったことだ。

仙台ではIT企業でバリバリ開発に携わっていたが、

新潟に帰ってきた後は社内SEに転職することを決めていた。

IT企業ではなく、一企業の中の情報システム部門に入りたかった。

理由を話すと長くなるので今は省くが、

会社の全社員数に対して情報システム部門の人数はさほど多いわけではない。

つまり、1人あたりの責任が大きい。

そこに欠員補充で入ったということは、だ。

1日欠勤するだけでも、それはもう非常に大きな迷惑を周りに振りまいてしまう。

 

2つ目は、転職エージェントの紹介により入社したことだ。

転職支援サイトといえば、リクナビマイナビがメジャーだが、

実は地方の会社を探すのは結構難しい。

単純に求人掲載数がとてもとても少ないんだよね。

同一条件で「東京」「新潟」の求人をそれぞれ検索すると、天と地ほどの差がある。

で、頼りになるのが転職エージェントの存在。

彼らは地元企業への強いコネクションを持っているから、

一般に公開されていないような求人情報も色々と提供してくれる。

今回、自分がお世話になった方も大変信頼のおける人物で、感謝してもしきれないほど。

 

要するに。

入社直前になって入院し、入社日に間に合わなかった挙句、

潰瘍性大腸炎という難治の病を患ってしまったことは、すなわち、

周囲を裏切りまくる結果になってしまうということだ...

 

あー...

ストレスが潰瘍性大腸炎の原因の1つになり得るとは言うけれど、

これじゃ順番が逆じゃねーか。

 

ひとまず、両親に相談。

曰く、

「正直に話して会社側の対応を待つべし。

それで辞めさせられるようなら、辞めたほうがいい会社ということだ。」

との事。

 

一理ある。

が、それでも会社を恨みたくはないな。

 

覚悟を決めて会社へTEL。

すると、「あ、これから病院へ伺おうと思っていたところです。」と返事が。

うわぁ...

 

 

・・・

 

 

―――で、病棟の待合室で人事の方と面会した。

何を話したかは正直あまり覚えてない...

趣味の話とか、連休中の話とか、そんな感じの雑談を色々したような...?

 

結論から言えば、入社取り消しとかそういうことはなく。

それどころか、体力回復に合わせて研修メニューの構成も調整いただけるとか。

「うちの会社、給与は15日〆なんで、16日くらいから来てくれると手続きが楽ですね~♪」

なんて。

...やばい、格好良すぎる。

これはもう病気に負けてられないなと本気で思った。

 

取り敢えず、現状ではまだ退院日も確定していないので、

絶食2日、食事2日で様子を見て、大丈夫そうなら退院予定であることを伝える。

 

転職エージェントの方にも一報入れる。

「安倍首相だってカツカレー食べて頑張ってるんだから、大丈夫ですよ!」

力強い励まし。

...いや、まあ、確かに。うん。

でも、今はお腹がすくようなこと言わないで欲しいっす(笑

 

この日はとにかく周りに感謝する日だった。

感謝できる人間は、強くなれると思う。

自分は苦手だからなかなか強くなれないが。

 

下痢が治らなかったら、それこそ成人向けのおむつを使ってでも出社したいな。

 

※この記事は、2016/5/8に書きました。